2018年 活動予定…何て仰々しく書きましたが、実は全く決まっていません(笑)

シーズン前にはいくつかお話を頂いたのですが、条件が合わなかった事と自分はやはり海外の耐久レースへ希望している事から見送りさせて頂きました。24時間レースだけはかなり興味を持っているので、是非参加したいという事で動いています。

最近はもっぱらトレーニングばかりです。シミュレーターを使った講師によるトレーニングと、フィジカルトレーニング…主にインナーマッスルと基礎体力の増強に主点を置いています。

レーシングドライバー用オフシーズンワークアウト

世の中には素晴らしいコンテンツを無料で公開している方々がいらっしゃいます。これはレッドブルのワークアウトですが、これを参考に自分なりのアレンジを加えてトレーニングしています。

まず、何はともあれダンベルが必要だったので、これを買いました。一番安かったのです(笑) あとは重さが分離できる事が重要です(後述) 片側10kgなので、ワークアウトにはちょうど良い重さでした。これでレッドブル式ワークアウトをこなしています。

あとは区民プールを利用して、週1,2回通っています。負荷は低めで、1km程の負荷歩行。更に無呼吸の25m潜水*4です。なるべく低酸素でも身体が動く様なトレーニングをしています。

2015年の心筋梗塞の結果、体力は70%程度に落ちました。無尽蔵と言われた体力バカも形無しです。更に首にヘルニアが見つかりました。姿勢の維持が大変なので、これはスポーツ整形と小道具で修正しています。

長い間のIT務めのせいで、できてしまったストレートネックの解消にはコレを使っています。運転中にもしていて、正しい位置に首が固定されるのでかなり楽になりました。

更に、これを付けていると首が動かしにくくなります。そのお陰で周辺視野の拡張に役立ちました。これは完全に想定外でした。運転中は安全の為、周囲の確認は必須です。でも首が動きにくいので、目視で確認しなくてはいけません。その為、周辺視野を広げる事で安全にも役立ち、更にレーシングドライバーに必要な周辺視野と動体視力も養えているようです。

あとは、こんなものを作りました。

Youtubeでワークアウト系の動画をひたすら研究していたら、たまたまF1ドライバーのワークアウトを発見したのです。これはウイリアムズだったと思うのですが、ヘルメットに重りをつけてガムテープでぐるぐる巻きにしたものを被って、横Gに耐える首の筋肉を鍛えていたのです。

これだ!と思いました。自宅に使っていないヘルメットがあったので、こいつをまずは分解。ここに板付ナットと呼ばれる土台をネジで固定しました。このナットに太めのボルトをはめて完成。あとは、このボルトにさっき買ったダンベルの重りを付けて、もうひとつ板付ナットを反対側から回して固定します。

これで左右1.8kgずつ、前面に1.5kg程度の重りがつきました。これをつけてシミュレーターに乗るもよし、横になって首を持ち上げて鍛えるもよし。たった2,000円程度で汎用性の高い首筋強化ツールが手に入りました。

「金が無いなら頭を使え、頭が無いなら身体を使え、両方ないなら諦めろ」

昔、よく言われた事を思い出しました。そんなこんなで1月から鍛え始めて、だいぶカタチになってきたので公開しています。24時間を走り切る為には、ドライバーが6人だったとしても最低4時間は走る事になります。5人ならば更に厳しくなります。

ゴールまで車を無事に運ぶ事、これがドライバーの仕事です。その為には、集中力を維持したまま、体力を温存して走る必要があります。トレーニングは嘘を付きません。やった分だけちゃんと帰ってくると信じて、今はじっと基礎的な実力を付けて頑張ろうと思っています。

最近はシミュレータートレーニングのお手伝いでSuperGT,Super Formulaドライバーの練習用車両を黙々とセッティングしています。勿論、御本人が来て乗って、そのフィーリングをフィードバックする作業です。それぞれ癖があって面白いです。勿論、ただ漠然とセッティングするだけじゃなく、その上手いドライバーのドライビングテクをこっそり盗んでいます(笑) これは約得ですね。

比較対象がGT表彰台ドライバーばかりなので、自分との差に凹む事も多々ありますが、その差を受け止めつつ、メンタルトレーニングだと思って前向きに頑張る所存です。