2020年 体制発表! スーパー耐久で A.T.FIELD EVANGELION WORK として Audi R8 LMS GT4 をドライブします!

お久しぶりの更新です。世の中はコロナウイルスの話題ばかりで、自分もそのせいで仕事が飛んだり色々対応に追われていました。被害に合われた方々、そして不幸にも命を落とされた方々に対して、まずは深く哀悼の意を表したいと思います。自分は心臓に疾患があるので、やはり気が気ではありません。

それでも先を見て、人類がこの未知のウイルスに勝つ事を強く望みつつ自分のできる事を少しずつやっていきたいと思います。

「A.T.FIELD EVANGELION WORK」2020年スーパー耐久シリーズ参戦!

という訳で今年の活動のひとつとして、2020年度スーパー耐久シリーズのST-Zクラスに参戦致します。例によってスポット参戦ですが、自分のできる範囲で少しずつ歩いて行ければと思います。それ以外にも発表ができるような状況になりましたら、またご案内していきます。

開幕戦は残念ながら延期となりました。SUGOもどうなるか判らない状況です。それでも日々のトレーニングとモチベーションを保って、まずは表彰台を目指して頑張っていきたいと思います。チームは元505号車の面々なので気心も知れていますし、2015年5月に自分が心筋梗塞になった後、9月の復帰戦に使って頂いた恩があります。普通であれば、こんなどうなるかも判らないドライバーを試す事すらリスクがあると思います。それでも使って頂き、更にGRG(当時のチーム名)として初の表彰台を取る事ができました。

そういった恩に報いる為にも、まだ日本では余り実績の無い Audi R8 LMS GT4 に挑戦して、少しでも貢献できたらと考えています。

それから、今年から私に応援して頂ける事になりました企業様をご紹介致します。



全国のゲームセンターのUFOキャッチャーでおなじみのメーカー、AMUSE様です。元々、自分がアルパカが大好きで Alpacasso のぬいぐるみを何百体と集めていた所から、直接ご連絡させて頂きました。今後、コラボレーションや色々な販促をしてお手伝いできれば良いと思っています。



早速ヘルメットバイザーとワッペンを製作しました。この白い子は、しろちゃんと言います。しろちゃんの将来の夢は「いろんな国に旅行に行ってみたい」だとか。よしっ、自分が連れて行ってあげよう!

是非、今年も応援宜しくお願い致します。

ピレリスーパー耐久シリーズ2020 富士スピードウェイ公式テスト

去る2月29日、スーパー耐久公式テストへ参加してきました。



もう各所でネタバレしまくっているのでアレですが、今回のテストは Audi R8 LMS GT4 で参加しました。カタログスペックでは 5.2L V10 488ps/550Nm 1,460 kg だそうです。自分が今までに乗ったレースカーの中では、かなりパワーが出ている方です。そして重さも…(笑)

車としては静かですが、やっぱりV10サウンドは最高ですよ!惚れ惚れします。市販のR8とパーツを60%共用しているという事で、コックピットに座ると見慣れた風景がありました(R8は何度も試乗しています)。ちなみにエアコンもついているのですが、市販車まんまのダイヤル式(笑) ただ止まっているとオーバーヒートしてしまいエアコン使えないのです。赤旗中断中などの一番使いたい時に使えないという…これもまたレーシングカーの功罪ですね。



車自体は非常に乗りやすかったです。少しでもラフな操作をすると至る所で電子デバイスが介在してきます。とにかく車体を安定させようとしてくれます。車自体は弱オーバーセットになっているので、少し強めに舵角を入れると簡単にお尻が出てきます。しかし直後に電子デバイスのTCS(トラクションコントロールシステム)が介在するのでスピンまでは行かないようでした。単純にエンジン出力を抑えるだけでは無く、オーバーモードに入った車体をアンダー方向にすると言えば伝わるでしょうか。4WSとまでは行かないまでも、急激にオーバーが消えるのです。これは、ジェントルマンドライバーにとってはとても乗りやすい車だと思います。



自分は早くTCSを切ってアクセルでコントロールしたかったのですが、今回はテストという事で全ONのDRYモードで走りました。ちなみにWETモードとかRACEモードとか色々なモードがあって、まさにゲーム感覚!(笑) 逆に言えば、ゲームやシミュレーターも随分車体の操作に合わせて作られているなぁとも思いました。ただ、当然ながらこちらには強烈なGが掛かります。例えばストレートでは余裕で260km/hを超えますし、100Rですら170km/hを超えます。1コーナーでは150m看板からフルブレーキする訳で横にも縦にも凄まじいGが身体を襲います。

そして、ブレーキも踏力が必要です。AMG GT3 だと 120kgf 位が必要だとか。一般人が危険を感じてフルブレーキをする時で大体30kgf程度だと聞きます。この車でもGT3程では無いにしろ、その位の踏力が必要です。レーシングドライバーって、ただ機械を操作しているだけじゃないのが判ってもらえたら嬉しいですね。



今回は自分も初めての車という事で、まずは慣れる為に安全マージンたっぷり取ってエンジン回転数を抑えつつ走行しました。途中ロガーで改善の必要な箇所を皆で話し合っては、随時トライするという感じで練習しました。タイムも同クラスとの差がほぼ無くとても良い感触でした。

テストはとりあえずR8でしたが、今シーズンの体制についてはまだ色々と調整が必要な為、発表は3月中旬頃になると思います。たぶん。(というか新型コロナの影響で色々あるから発表してもらえるのだろうか…🤔)

今年は色々と頑張って次の目標までの距離を縮めたいですね!
応援、宜しくお願い致します!以下、適当に撮った流し撮り練習の写真を貼り付けておきます。


栃木Quality主催「とちくお走行会2020」 講師として招かれました。

毎年呼んで頂いて感謝感謝です

栃木Quality主催「とちくお走行会2020」へ行ってきました。筑波TC1000の走行会でもうかなり長い間やっています。昔、サトリアネオの試乗とレビューをやったのもここでしたね、懐かしいです。

という訳で今回は講師とアドバイザーとしての参加です。全部で8台乗って数台は外からチェックしながら参加していました。表的には痛車イベントのノリに近いのですが、はっきり言ってこちらの参加者。レベルめちゃくちゃ高いです。上級者クラスでは39秒台が数台出たり、だいたい42秒前後で回っています。中級クラスは複数あるのですが大半が45秒台。速い方で43秒台位ですね。初心者クラスでも軽自動車で47~8秒台周回。

はっきり言って異常な程、レベルが高いです。しかも車同士の接触は皆無。たまにコースアウトする車もいますが廃車レベルの事故はまず起きません。これって半端なく凄い事なんですよ。走行会では有名なプロ●イズさんでも推奨レベルが “筑波1000 39-51秒” なので、参加者ほぼ他の走行会でも問題無く走れちゃう位にレベルが高いのです。

そして常連さんも多く交友関係があるので、それぞれ情報交換しあったり、ちょっとしたオフ会だったりと皆さんとても楽しんでいました。

そしてどこかで見たライバルチームも来ています(笑)

いつも自分が同乗させて頂く時に気をつけているのが、「うまい走り方だけを見せるのでは無く失敗するとこうなるよ」という運転方法を体感させるようにしています。

ここでちょっと苦しいのにアクセル踏むと…ね、こうやって外いっぱいになって苦しくなる。だからここはほんの少し我慢するだけで…安全に全開で抜けられるようになったでしょ?という感じです。だから走行中はずーっと喋りっぱなしです(笑) 喉がカラカラになるまで話続けます。結構コレしんどいです。。でも、せっかく乗ったのだから何かひとつでも吸収してもらえたら嬉しいという気持ちと、自分の車ってこんな動きするんだ!とかこんだけ色々やっても限界はまだ結構あるんだね!と理解して貰える事が大切だと思っています。

ぶっちゃけ運転の上手い下手なんて、あるレベルまでは運転の仕方(雑に言えばブレーキの踏み方とか車の動かし方)とか目線の持って行き方を知っているか、知らないかだけの話だと思っています。才能が無い自分が、今まで色々な方に教わって速さをお金で買ってきたのだから間違いありません(笑)

ドリフトも盛んに行われていました。これがまたみんな避け方がうまいんですよね。スピンする人は多いのですが、それをちゃんと回避しているのも流石です。

そんなこんなで一日楽しく講師を務めさせて頂きました。まずは2月の活動報告です(笑)