SUPERTAIKYU2016 Rd.4 FUJI Practice. Run for RacingDriver?

SUPERTAIKYU2016 Rd.4 FUJI Practice

スーパー耐久2016 Rd.4 富士 練習走行

テーマは「レーシングドライバー体験!」
というわけで、ヘルメットの横にカメラを付けて走ってみました。
ほぼ視線の位置につけているので、レーシングドライバーになった気持ちになれるかな?と思って撮ってみました。
こういう撮り方、憧れていたのですがなかなか取り付けが難しく不格好になってしまいました。
室内をよく写したかったので、外は白飛びしています。横に後ろからのカメラ映像もつけましたので参考にしてください。

注目してもらいたいのは、視点。スーパー耐久は1.5LクラスからFIA-GT3の500ps程度の車が同時に走ります。
勿論速度が全く異なるので、普通に走っていたらとても危険です。だからこそ相手にうまく抜いてもらったり、抜いたりする技術が必要になります。
そこで私達はウインカーを使って相手に伝えています。自分がいる方向にウインカーを出しておいて、その反対側から抜いていってもらうわけです。
後ろがGT3クラスの車であれば、早めにウインカーを出してインに飛び込んで貰います。こちらはそれを見越して、早めにブレーキを終わらせてラインをクロスさせて立ち上がり重視の走り方をします。
そうする事で、お互いにタイムを落とす事無く走っていけるわけです。お互いの信頼度が試されます。
途中、メインストレートで前に被せてくる車両がありますが、こういうマナーの悪い行為をしてはいけません。この行為に何の意味も無い(ブレーキングポイントは遥か先)のですから、お互い危険になるだけです。

他にも、どこでサイドミラーやバックミラーを見ているか、という点にも注目してください。
コーナーの飛び込みや立ち上がりの際には必ず後ろを見ています。ヘルメットが動くので解りやすいと思います。
こうする事で相手の車両、速度、どこで抜かさせるか、という事を計算して走行ラインを決めています

レース中は、うまく走行していればどんな車とすれ違っても前後1秒以内のタイム幅で抑えられます。
こういう所にもドライバーの腕は現れるので、是非観戦する際にはそういう玄人好みの点も見て頂ければ幸いです。
よりモータースポーツが楽しめると思います。