オートポリス(AP)参戦を決めたので、とりあえずシミュレーターにてお勉強して参りました。(他にブログを更新するネタが無いとも言います)なんせAPは過去1度きり、しかもレースは濃霧の為に1周しか走れなかったので、まともに走った事がありません。

チームに迷惑を掛けてはいけないので、某所にあるプロ仕様のシミュレーターにてアドバイスを頂きつつ走りました。そこは色々実験的な事を許可して頂けるので、今回はレースのシミュレーションを兼ねて制限付きロングランというものをやりました。

簡単に言うと、サウナスーツ着て心電計と心拍数計、呼吸系センサーをつけて走るというものです。そしてタイムが基準以下になると走行しながら罰ゲーム(笑)というものです。何せ夏場で暑いレースが予想されますし、心筋梗塞を患った身としてはこういうデータも取ってみるのも面白い!と思ったので実践してみました。

画像は、心拍数変化・開始時の心電図・15分経過時・30分経過時・45分経過時です。

心電図はノイズもかなり入っている上、医者では無いのでよく読めませんが終盤になるにつれて安定していく様に見えます。自分には15分前後に集中力が一瞬乱れるという弱点があるのですが、心電図にもそれらしき部分が見えました。波形が綺麗じゃないですね。45分経過した図では、波形が綺麗になっています。

で、見るべきは心拍数変化です。最初は80前後だった脈拍が110前後で安定すると、一度落ちていきます。恐らく慣れてきたのだと思います。その後一度上がっているのですが、これがだいたい15分前後。そこを超えるとまた落ちて安定します。この辺でオペレーターによるストレス訓練をされているので、その影響もあるかも知れません。

30分を過ぎた辺りから、少しずつ心拍数は上昇し続けているので疲労が蓄積されていったのでは無いかと想像できます。最終的に130bpm前後まで上昇していました。実際のレースだと+30くらいでしょうか。タイムもほぼ1秒圏内で安定(例: 13.124 , 13.452, 13.324 という感じです)していました。

ちゃんと負荷が掛かるという意味でも、シミュレーターは十分運動になるという証明になりますね。有酸素運動なので、ダイエットにはとても良いと思います。自分の弱点も色々見つけて頂いたので、これを忘れずに準備万端でいざAP戦いへ頑張りたいと思います。

オチですが、心拍数変化の最初の方にある Work 。これ、かなり緊張感のある仕事をしていました。150~170前後です。つまり、

仕事が身体に与えるダメージは半端ない

という事です。

更に余談ですが、このシミュレーター修行の最中に、たまたま平峰選手がいらっしゃいました。で、サウナスーツ着込んでいた私の姿を見て、ギョッとしたそうです……更に「レーサーって、ホントにドMですよね」とお褒めの言葉(?)を頂きました。