しばらく動きもなさそうなので、またブログネタを探してきました(笑)
先日のブログで軽く触れた、某所にあるプロ仕様のシミュレーター。今では月一ペースで通っています。参戦するよりかは遥かにお手軽ですしね。本来であれば、自分みたいなアマチュアが踏み入れていい領域では無い、虎の穴的な場所なのですが、ご縁もあり診て頂いております。ここはどちらかというと病院に近い感覚です。自分のドライビングにある病魔を見つける、という印象ですね。自分は過去にも様々なドライビングスクールに通いましたが、一般的なドライビングスクールだと、まずコレが正解でそこに近づけるように教えていると思います。
この虎の穴はそういった部分からはかけ離れています。口外禁止なので具体的には書けないのですが、アプローチが全く異なります。そして実験的要素も含んでいて、そういうトライが大好きな自分にはたまらないご褒美です。
前回のオートポリス戦前のデータを公開できる範囲で公開すると…
これがレースシミュレーションをした時の走行記録です。(これば自分のデータなので公開可能) 安定ラップを刻む事を目標にしたのですが、一定秒数を超えてしまうと恐怖のペナルティが出ます。集中して走行したいのに、とてつもなく邪魔な事をしなくてはいけません。
そこからペースアップを図らなくてはならず、自分の引出しを増やす必要があるわけです。開眼しなくてはいけません。そのまま引きずられてしまうと、もはやドライバーとしては失格になります。この烙印がとても辛いです。そうならない為にも必死に色々とやるのですが、その「やっている事」にとても意義があります。
その証拠にペナルティ消化後の、Lap3~13はとても安定していますし、Lap17からは異常な程タイムが上がっていきます。サウナスーツを着て運転しているので、体力的には厳しいはずなのにです。かと言って、セクタごとを見ると後半ラップはちょこちょこミスをしているんですよね。ただトータルで見るとタイムが出るようになる、つまり運転精度が上がってくる訳です。
これは数日前ですが、同一車・同一箇所によるステアリング舵角の差です。トレーニング一度で、これだけ改善しました。Beforeは突っ込みすぎた訳ではありません。Afterはゆっくり走った訳でもありません。後者の方はコーナー中のボトム速度が10km/h程上がっています。(これ以上大きな画像は見せられません)
これが何故改善したのか。一般的にはブレーキングポイントの改善やリリースの仕方、アクセルの入れ方やステアリングの入れ方を指導するはずです。しかしここでは、そんな事は一切教えて貰えません。それ以外の方法で改善を促します。その結果がコレです。今まで沢山のレッスンを受けてきたからこそ驚きを隠せません。
ただ指導はとても的確かつドSなので、心身とも疲れます。今回はサウナスーツに両足5kgのウエイト、手には1kgのウエイトを付けて走行しました。シートを汗だくにして水浸しにしました。。本当にゴメンナサイ。
自分はまだ刃を研いでいる段階です。他のドライバーのタイムと比較したり、色々とお話を聞くと吊りたくなるレベルで、自分の実力の無さ・才能の無さを感じます。ただ、それでもひたすらに前を向く事で、いつか来るチャンスを掴む為に頑張っていく所存です。これからも応援を宜しくお願い致します。