スーパー耐久2016 第3戦 鈴鹿サーキット

車両はランサーエボリューションX(ST-2)、結果は3位表彰台となりました。今回の鈴鹿はサバイバル戦と銘打ち、予選不通過があるという厳しい戦いでした。予選は残念ながら通過できず、同日に行われた敗者復活戦を戦う事になりました。同クラスでは3台が敗者復活戦になり、1台のみが通過できるという厳しい条件でした。

自分はスタートドライバーを任されました。スタート直後は何とか食らいついていくものの、経験の差が大きく少しずつ離されていく展開に。30分程経過した所で、同クラス7号車がエンジンブローでリタイアすると、セーフティカーが入りました。そこでドライバーチェンジして望みを託します。

規定により、ドライバーチェンジは2度行う必要があった為、セーフティカー中、更にドライバーチェンジ。これで規定をクリアし、後はコース上で抜く作戦をとりました。同クラス30号車が、セーフティカーの終わるギリギリで入った為、隊列の一番後ろで戻り、自分達の505号車とは30秒以上のリードを奪う事に成功。そのままセーフティリードを保ったまま、クラス優勝し決勝参加を認められました。

翌日決勝、4時間レース。小雨が少し落ちる中、クラス4位からスタート。1台抜けば表彰台という所でした。第一ドライバーは規定周回数を重ね、自分へとチェンジ。この時点で同クラス4位。ここで雨脚が強まった為、ウェットタイヤを選択。燃料を満タンにして出発しました。自分は鈴鹿経験が少なく、更に雨の鈴鹿は初めてだった為、なかなかペースが掴めずに難儀しました。少しずつ慣れ、ガソリンも減ってきた辺りでペースも掴み、同クラストップと同等のタイムで周回を重ねました。

然しながら、負担も大きく最後はフラフラになってしまい、ドライバーチェンジをうまくこなすことができませんでした。様々な部分でチームに迷惑を掛けてしまう結果となりました。この時点で、20号車と1分程度の差でした。

大きく動いたのは、残り時間10分を過ぎた辺り。20号車が第2コーナー付近でエンジンブローの為、停止。これにより同クラス3位へ上がり、見事奇跡の表彰台へ上がる事ができました。最後まで諦めない、チーム全員で獲得した表彰台となります。